norimakihayateの日記

バーチャル旅日記からスタート。現在は私の国内旅行史に特化しています。

2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧

十年目の年末旅行 熱海 10

十年目の年末熱海旅行の最後は小田原で「おさかなセンター」という漁港直売店へ寄ってみることにする。正確には早川漁港の中にある直売店だが、一般道路から入る場所が意外に判りにくく、更には駐車場を捜すのにも苦労をした。 疵アリという干物の試食があっ…

十年目の年末旅行 熱海 9

水葉亭に泊まった翌朝はホテルを10時頃出発し、宿の人の薦めに従って熱海ビーチラインを通らす135号線を北上する。途中、強風で度々東海道線が止まることで有名な根府川鉄橋付近のお土産屋で家族の記念写真を撮る。何枚か撮ったうちの我が家の家族だけ…

十年目の年末旅行 熱海 8

水葉亭に泊まった時の写真を見返していて、部屋の中から外の海を撮ったものにふとデジャブ感を感じた。 暫くしてこの風景を嘗て油絵に描いたことを思い出したのだ。この件は4年半ぐらい前にこのブログにも記しているのだが、描いたのはこの水葉亭がある場所…

十年目の年末旅行 熱海 7

水葉亭の部屋は海に面してベランダがある。そこのテラスに試しに熱海駅前で買ってきた伊豆名産の蜜柑をひと房置いておいたら、すぐに鳥がやってきた。ヒヨドリだと思う。嘴で器用に蜜柑の房をついばんでいた。すると少し経って何か呉れるらししと嗅ぎつけた…

十年目の年末旅行 熱海 6

熱海水葉亭の明け方の景色も抜群だった。次第に明るんでくる水平線に大島と初島が浮き上がって見える。 遥か水平線の対岸、三浦半島なのだろうか、明りが差して来るといろんなものに反射して、まるで蜃気楼の街が見えたかのような気がした。

十年目の年末旅行 熱海 5

熱海水葉亭はオーシャンビューのとにかく眺めのいいロケーションだった。次第に暮れていく海の風景もなかなか風情があった。 妻が夜中に目覚めてしまったらしく、満天の星が綺麗だというので、起こされた。確かに星は綺麗で、小さな流れ星を幾つか見たような…

十年目の年末旅行 熱海 4

水葉亭の料理のほうは悪くはないが、格別でもなかった。妻が風呂で仕入れてきた情報では、鮑の刺身が出るということだったが、それはなくさざえの刺身だった。とにかく、量が多く全部は食べ切れなかったので、量を少なくして、質をもう少し上げてもらったほ…

十年目の年末旅行 熱海 3

だるまで昼食を採った後、娘に付き合って民芸品店にちょっとだけ寄ってからすぐに水葉亭へ向かう。熱海駅から5分程度。チェックインの2時丁度ぐらいに到着した。 車は預けなければならずに、アイスボックスから酒類を下ろすのにちょっと苦労した。すぐ傍で…

十年目の年末旅行 熱海 2

(熱海駅前商店街) 熱海の年末旅行の時は、両親共腰が悪く長時間歩けないというので西湘バイパスと熱海ビーチラインを使って一気に熱海駅前まで出る。着いたのは12時過ぎで駅前ロータリーをぐるっと廻って駅前駐車場に車を停め、妻が予めインターネットで…

十年目の年末旅行 熱海

2003年の年末は、1994年の伊豆弓ヶ浜朝日休暇村から始まって10年連続となる年末旅行を熱海で行うことになる。その前に1990年に伊香保温泉・ホテル金太夫に行っているので11回目ということで、その殆どは親子三代で出掛けている。そしてこの…

時代の変わり目の年末旅行 湯河原 8

湯河原年末旅行の最後は海岸沿いの斜面に建つ麦とろの店「麦とろ童子」へ昼食を採りに寄る。 こちらもメル友に当時送った感想記があるので、以下に引用してみる。 <メールより> さて、旅館の料理もなかなかだったのですが、帰り道、もう一軒、ネットでチェ…

時代の変わり目の年末旅行 湯河原 7

ホテル、おんやど恵を出た後は、少し山の上のほうにあがって万葉公園を散策してゆくことにする。ちょっと坂がきついが、万葉の碑やら、明治の文豪の碑などがあり、トンネルを抜けるとしとどの滝だったかこごめの滝だったかの景観を楽しめる。更に上にあがる…

時代の変わり目の年末旅行 湯河原 6

おんやど恵に一泊して出発する日はもう大晦日になっている。チェックアウトする為にフロントに降りてゆくと、お正月の祝い酒の準備がもう出来ていた。このホテルで正月を迎える客たちにふるまわれるのだろう。 正面玄関には門松が準備されていたので、年賀状…

時代の変わり目の年末旅行 5

蒲隆をあとにしてすぐにその日投宿のおんやど恵を見つける。大きな通りに面していて、塔のような目立つ建物の真中に大きく恵の文字が見える。 この宿の温泉は露天風呂、サウナのついた大風呂と最上階にある二つの個室式檜風呂と充実していて温泉三昧でゆっく…

時代の変わり目の年末旅行 湯河原 4

湯河原の小料理店「蒲隆」についてはもう終えるつもりだったのだが、昔メル友に送った感想が何故か出てきて、読み返してみると面白いのでちょっと長いが、次に引用しておくことにする。 <メールより> 最初の30日の昼に行った店が、湯河原の街に入ってす…

時代の変わり目の年末旅行 湯河原 3

蒲隆はカウンタがメインでテーブル席は一卓のみで十数人で満員になるぐらいの店だった。親爺から酒は無いので、近くの店で自分で買ってきてくれと言われ缶ビールを調達してくるが、自分はまだ運転があるので飲めない。 出されたのは牛蒡と山芋のつきだし、里…

時代の変わり目の年末旅行 湯河原 2

湯河原の宿、おんやど恵と共に妻がインターネットで探し当てたのが当日のお昼を採ろうという割烹、蒲隆。かばたかしと読むという説とかまりゅうと読むという説とがあって本当のところは判らない。何でも有名旅館の料理長だった人が一人でやっている店で、9…

時代の変わり目の年末旅行 湯河原

(湯河原海浜公園) 箱根湯本のホテル滝亭へ出掛けた次の年の年末旅行は湯河原ということになった。この年、2002年は色んな意味で変わり目の年だったと思う。 プライベート的には群馬地区への単身赴任が終り、自分の家の近くの会社に戻った年であり、長…

箱根湯本 滝亭 2 北投石

箱根湯本のホテル滝亭のことは実はあまり覚えていることが少ないのだが、洋風造りの部屋から渡り廊下を隔ててゆく温泉に、特別天然記念物だとかいう北投石というのがあったのはなんとなく憶えている。ラジウムを含む鉱石だとかで、健康にいいというのだ。昔…

箱根湯本 滝亭

稲取の東海ホテルに投宿した翌年の年末は近場の温泉へ我が家の家族だけで泊りにいくことになる。使ったのは箱根湯本の当時、滝亭という名のペンション風ホテルだった。当時というのは、その後すぐにホテル・セザールという名前に変わり、その後建て替えられ…

稲取 東海ホテル 5

大観山のドライブインから芦ノ湖が見下ろせたのかははっきりしないのだが、残っている写真から芦ノ湖が見下ろせる見晴らし台のような場所で最後に記念撮影をしているようだ。大観山のドライブインの構造はあまりはっきりとは憶えていないが、一階がお土産屋…

稲取 東海ホテル 4

稲取のホテルでは朝風呂も浸かって、ゆっくりしてから出る。伊豆高原の別荘街を抜けて伊豆スカイラインで帰るのだが、途中寄道をしている。伊豆高原付近にはガラス美術館、ステンドグラス美術館、オルゴール館など幾つか時間を潰す場所がある。伊豆へは家族…

稲取 東海ホテル 3

目が覚めた時はもう陽があがっていたようだ。稲取のホテルは海に面しているが、水平線上は房総半島で海から陽が昇る訳ではなさそうだった。それでも海に映えた朝日は綺麗だった。 稲取の夕食は金目とおこぜが豪勢だったが、朝食も一人ずつの七輪で焼く鯵の干…

稲取 東海ホテル 2

稲取と言えばまずは金目鯛だろう。お造りは勿論のこと、一匹丸々の煮魚としても供された。後は確か、おこぜの丸揚げも出たように思う。追加で頼んだのかもしれないが。味噌汁も伊勢海老で出汁を取ったものだった。とにかく海鮮料理が贅沢三昧で、お風呂も何…

稲取 東海ホテル

暫く前のブログで水上温泉への旅行について綴った際に、それが親子三代の年末旅行の最後だったと書いている。しかし、その後昔の写真を調べていたら水上温泉の次の年の年末旅行もやはり親子三代で出掛けていることが発覚した。行き先は伊豆の稲取で使ったホ…

熱海宿泊同窓会 4 宴の余韻

深夜3時頃、校歌斉唱で終了した2次会の後、明け方まで起きていた徹夜組を部屋に残して朝食を採った後のひと時を屋内のラウンジと屋外のテラスに分かれてそれぞれに最後の余韻を愉しんだうえで、三三五五の解散となったのだった。我々幹事団は宿の精算など…

熱海宿泊同窓会 3 同窓会宴席

同窓会というのは基本的には同じ学校を出た卒業生の集まり会で卒業年度を問わない形式を言うらしいが、自分たちのは所謂世間で言うところのクラス会だ。旧制中学から出来た公立高校で、代々伝わる伝統のクラス対抗行事がいっぱいあって、クラスという仲間の…

熱海宿泊同窓会 2 新かど旅館

国交省前身の役所勤めの男から紹介を受けた熱海の老舗旅館「新かど旅館」 はテレビ撮影のロケや旅番組などで度々利用されるのだが、その独特のロゴと特徴ある従業員の袢纏で、すぐにそこと知れる場所である。 熱海駅よりは隣の来宮駅のほうが近いのだが、幹…

熱海宿泊同窓会

1998年頃からインターネットが急速に普及し始め、通信速度もどんどん向上していった。その頃から電子メールもどんどん普及していってかなりの者と電子メールで連絡が取れることが判明してゆく中で、次の高校時代の同窓会は電子メールで連絡を取り合って…

水上温泉 年末旅行 5

翌日は両親を送るのとスキー場の方角が違ってどうするか迷ったが、宿の送迎バスが水上駅まで出るというので、両親には旅館の送迎バスで帰って貰うことにする。 水上高原スキー場は思ったより広く設備も整っていたが、驚くほど空いていた。そろそろスキーブー…