
昭和40年代は青春学園ドラマが花盛りだった時期だが、40年代後半に入ると新しい潮流が沸き起こってくる。それがアクション刑事ドラマでその代表格だったのが1972年に始まった「太陽にほえろ」だろう。それまで刑事ドラマと言えば昭和30年代の「七人の刑事」の泥臭い地味なイメージが強かったのが、この「太陽にほえる」で一変した。現実の警察社会を一切無視して強烈なエンタメ性のある世界を作り上げたとも言える。
萩原健一、松田優作といったアクの強い俳優の登用というのもあるだろうが、強烈なイメージを作った井上堯之バンドによるインスツルメントのテーマ曲の影響も大きかったような気がする。
井上堯之バンドによるインスツルメントのテーマ曲と言えば同じように強烈なイメージを作り上げたものに「太陽にほえろ」から2年遅れて放映が開始された「傷だらけの天使」がある。こちらは正確には刑事ドラマではなく探偵ドラマということになるのだろうが、路線としては同じテイストだった気がする。










