norimakihayateの日記

バーチャル旅日記からスタート。現在は私の国内旅行史に特化しています。

2018-01-01から1年間の記事一覧

箱根越え

小田原で早目の昼食を済ませ、国道一号を箱根湯本へ向かう。この辺はだらだらとした上り坂で、結構な体力を使う。しかしきついのはその後。箱根を登るルートは幾つかあるが、湯本の手前で橋を渡り、畑宿を経由する旧道を登ることにする。温泉街を抜ける辺り…

最初の小休止

二度目の自転車旅行で目指したのは箱根越えだ。何せ金の無い学生の私と就職したてのT君だ。宿泊はテントを持参しての野宿予定。最初の昼食も母親に作って貰ったお握り持参という形で、とにかく出費を節約する。 箱根に挑む前にまずは小田原城址公園で小休止…

二度目の自転車旅行

スキー旅行へ出掛けた後、その時同行したT君とその年のゴールデンウィークに自転車旅行をすることを計画した。スキー旅行をした残りのM氏とO氏は共に常に移動は車だったので、免許をまだ持っていなかった私とT君とで出掛けることになる。T君もちょうど…

湯沢の夜

湯沢での宿選びは、やはりM氏任せとなる。M氏方式で一番安そうな宿を選び、素泊まりにする。夕食は外の定食屋みたいなところで済ませ、酒屋でビールやウィスキーを仕入れて隠して宿に持ち込む。安い所だったせいか温泉は宿には無くて、外の公衆浴場まで少…

スキーの腕前

午前中をスキー学校で学び、午後は自由に滑ろうということになる。最初にスキー経験があるというO氏が手本を見せるというのだが、停まり損ねて派手にこけていた。ボーゲンしか出来なかったが、初めてのリフトも体験し年の若い順にどんどん上手くなってゆく…

スキー学校

スキーは全く初体験というM氏、T君、そして私は初心者が必ず入門するというスキー学校なるものに入ることにする。スキーも靴も勿論レンタルだ。スキー学校ではスキー靴、スキー板の履き方から習うのだ。そして歩いて斜面を登る方法、停まる方法と転び方を…

湯沢温泉スキー場へ

O氏を除く三人は初めてのスキーツアーだったが、目指すスキー場も宿も決めていなかった。スキー経験は無いものの、あちこちに土地勘のあるM氏に任せる。まだ中央高速も関越自動車道も無い時代で、取り敢えず国道17号と国道18号を乗り継いでいけば、ス…

大学生の冬の旅行の定番

大学生になると冬のシーズンに必ずする事と言えばスキーツアーだ。最近では中学生はおろか小学生でも冬にスキーを体験させる学校が増えているようだが、我々の学生時代は大学生になってからが普通だった。 大学生になった頃、いつも一緒に遊ぶ仲間が出来た。…

旅行の反省

前回で自転車一人旅については終了するつもりだったが、当時の日記を見返していたら、最後の方に反省みたいな感じでこの旅行に持ってくるべきだったもののリストが載っていたので紹介する。 ユースホステル・国民宿舎案内、ラジオ、カメラ、予備食、予備のワ…

籠坂峠 ダウンヒル

三日目はもう家に帰る日。往きは途中一泊したが、帰りは一気に帰りたかったので、ルートを変えて籠坂峠を一気に下る。Y湖畔から最初100mちょっと登るだけであとは600mほどを一気に下る。この坂はサイクリストやライダー達のメッカで有名な場所だ。…

最後の夜

陽が沈む前に何とかY湖まで辿り着いて、まず最初に寮の前を通り越して前日、山伏峠から降りてきたところにあった雑貨店まで食料品を仕入れに自転車を走らせる。当時、Y湖畔にある店はレストランか土産物屋ばかりで、普通の食料品を売る店はそこしか見当た…

富士と夕陽

M湖までの道は快調に飛ばして行ったのだが、M湖からY湖畔までの帰り道は疲れも溜まってきて、どんどんスピードが落ちてきていた。若干の登り勾配だったのと向かい風だったこともある。 K湖まで戻った所でお腹が空いてきてふらふらしてきたので、K湖大橋…

初めてのM湖

五湖巡りの最後はM湖。タイトルに初めてのと付けたのは、実はもっと前に来る筈だったからだ。幼年期にボーイスカウトに入っていて割と初期の頃にM湖での夏のキャンプがこの場所であったのだ。それが何かの理由で参加出来なくなってとても悔しい想いをした…

意外に広いSH湖

S湖畔の食堂で早目の昼を採ったせいか、元気が出て次のSH湖までは快調に飛ばす。サイクルコンピュータは付けていなかったが当時の日記には45km/hぐらいは出ていただろうと書いてあった。若くて脚力のある頃だからその位は出ていたのかもしれない。下り坂…

K湖からS湖へ

自転車旅行初めての一人旅の二日目は朝9時過ぎに寮を出る。前の日、ぬかるんだ未舗装道路をずっと走ってきたので泥だらけの愛車を寮の外で出しっ放しの水道からホースで引っ張って来て泥を少しだけ洗い落とす。 そして最初に目指したのがK湖。富士急ハイラ…

早朝の怪事件

(寮の食堂) テレビもラジオもない炬燵だけの部屋で早々に夕食も食べてしまったのでする事もなく、最初に寝たのは7時半頃だったようだ。それが隣の部屋の入寮者が騒いでいる音で目覚めたのは11時過ぎだった。女性二人連れの方ではなく、反対側の隣の部屋…

気になる隣室の気配

(寮の個室) このブログは自分の記憶の他はメモのような当時の日記だけを頼りに書いているので、いろいろ間違いや記憶違いが起きてくる。昨日の記事で、入寮初日は夕食を頼んでなかったと書いたのだが、翌日の日記に前日の夕食は焼肉だったと書いてあって、…

大学 学生寮入寮

Y湖に辿り着いたのが昼過ぎ。湖畔のカフェテラスで時間を潰してからの入寮だったので大学寮に入ったのはおそらく3時過ぎぐらいだったのではと思われる。当初、管理人さんがなかなか見つからず苦労したようだ。漸く部屋に案内されて暖房器具が炬燵一つのみ…

Y湖 幻のカフェテラス

Y湖畔に着いて雑貨店で買い食いをして腹を満たした後、元気を取り戻してその日宿泊する学生寮の場所を確認がてら、湖を一周する。 Y湖と言えば白鳥の形をした二階建ての遊覧船が有名だが、その船着き場近くに今となっては幻のカフェテラスがあった。レイク…

ツーリング時の出で立ち

昨日のブログでY湖畔に降り立った時に本格的サイクラ―のウェアを着た三人組に出遭った話を書いた。それで、してみると自分はその時どんな格好をしていたのだろうかと思い立った。 本格的サイクルウェアを自分用に購入したのは20年ちょっと前だ。その頃で…

Y湖 到着

山伏峠の山伏トンネルを抜けると眼下にY湖が見えてくる。峠からY湖までは一面ススキの野原しかない。空腹でへろへろになりながらも湖畔まで一気に駆け下る。湖を一周する道路に出たところに一軒、何でも屋みたいな雑貨店を見つける。とにかく腹を満たすも…

山伏峠へ

県境を過ぎた辺りからだんだん道が悪くなる。舗装されていない箇所が幾つもあって、前日の雨でぬかるんでいてズボンも自転車も泥だらけになってくる。 11時を過ぎると段々お腹が減ってくるのだが、店らしきものはおろか、家一軒見当たらない。爪先上りの坂…

道志みちを行く

20分ほどでパンクが直り朝の7時半には再度出発。前日、変速ワイヤを直した自転車屋の近くで、朝早くから開いている雑貨店のような店を見つけ、パンと牛乳を買って店の外で食べていると、地元の女学生らしき数人が横目で観ながら通り過ぎる。通学路のよう…

ユースホステルの朝

S湖ユースホステルで一夜明けると、同室だった三人組のオートバイツアラー達の声で目覚める。彼等は北陸のほうから来たと話していた。前夜、密かに怖れていたミーティングは開かれなかったので、一安心だったが、ユースホステルは基本、相部屋なので話声で…

いよいよ出発

自転車一人旅に出発したのは、師走も押し迫った12月18日だった。天気は雨が降ったり止んだりで、時折みぞれになったりしていた。 途中、幹線道路から一本奥に路地を入ったところで定食屋のような食堂でカツ丼を食べたとずっと思っていたのだが、日記をみ…

下見ツーリング

(S駅前を走る国道) 昨日は昼間から酒を呑んでいたせいで、ブログを更新するのをすっかり失念していたようだ。 さて、人生最初の自転車一人旅だが、S湖付近のユースホステル1泊、その後Y湖畔の大学学生寮を2泊という自転車旅行の計画を12月中頃敢行…

ユースホステル

宿泊施設として決めた大学体育会の学生寮は当時の学生生活のパンフレットをみると、宿泊料が一泊200円、食事代が3食で450円というとんでもない安いものだった。ここに二泊することに決めた。 自宅から自転車で富士五湖畔のこの学生寮まで一日で行けな…

体育会運営の学生寮

大学生になって初めての一人旅をするのに宿泊先として旅館やホテルを選択するのは考えられなかった。そこで目を付けたのが大学の体育会が運営している学生寮だった。学生寮と言ってもキャンパスの近くにある地方出身者用の独身寮ではなく、主に夏期に体育会…

自転車の改造

自転車旅行をする為の準備としてすこしずつ愛用の自転車を改造していったのだが、最初に行ったのがドロップハンドルへの変更だった。最初に購入した時点ではセミドロップと当時言われていた中途半端なタイプのものだった。そのハンドルでは自転車旅行が出来…

大学生になっての一人旅

大学生になった時、二つ上の姉は一浪した私に対し現役で入学しているので先に三年の大学生活を送っていたことになる。その姉が当然のように季節、季節毎に一人旅をしていた。それで大学生になったら当然のように自分も一人旅をしようと考えていた。 しかし、…