１９９８年頃からインターネットが急速に普及し始め、通信速度もどんどん向上していった。その頃から電子メールもどんどん普及していってかなりの者と電子メールで連絡が取れることが判明してゆく中で、次の高校時代の同窓会は電子メールで連絡を取り合って開催しようと言う事を、それまで幹事だった者と連絡を取り合うようになった。２０世紀最後の年、２０００年開催の会だから記念になる同窓会にしようという話から、熱海で宿泊でやろうということになる。私のほうはそれまで同窓会幹事には一切口出しをしていなかったのだが、電子メールだけはもうその時点で相当慣れ親しんでいたので、主に電子メールでの連絡係として幹事の一端を担うことになった。
幾つか候補の宿を選んだのだが、最終的に国交省（当時は運輸省だったか建設省だったかのどちらか）で役人になっていたのが居て、その者の紹介で、皇族であるＡ宮家でも時々お忍びで使うことがあるという老舗の旅館を紹介して貰うことになる。
