norimakihayateの日記

バーチャル旅日記からスタート。現在は私の国内旅行史に特化しています。

伊豆菖蒲沢 石拾いの旅 2

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 伊豆方面への旅行の場合、我が家から2、3時間もあれば大抵は着けてしまうので午後過ぎぐらいに出発することが多い。しかし、この時の旅は海岸での石拾いにたっぷり時間を使う予定だったので割りに朝の早くに家を出た。

 小田原厚木道路、国道一号、西湘バイパス、ターンパイクというお決まりのコースで、もう何度使ったかしれない。しかしこの時のドライブはそれまで経験したことのない、思いもかけないものだった。思い出しただけで身体中の血管内をアドレナリンが逆流するかのような気分になるのだ。

 ターンパイクを登り終え伊豆スカイラインに入って割とすぐの頃だった。平日の午前中で山の上は殆ど車は無かった。時折霧が出て晴れ間と交互に繰り返すような状況だった。二つ目のインターチェンジ韮山を過ぎてすぐ前に一台の中型観光バスの後についた。回送中らしく乗っているのは運転手一人だった。急ぐ旅行ではないので無理に追越しはせず距離を取って走ればいいと思っていたのだ。しかし途中から前のバスの運転が妙になった。運転するスピードが明らかに大きく変化する。不必要にブレーキを掛けたり急にスピードを上げたりを繰り返し始めたのだ。霧も出るので直前を大きなバスの車体があるとカーブの大きさがよく見えない。それで何処かで抜いてしまおうとチャンスを窺がった。その辺りで明らかな進路妨害をしているのに気づいた。見通しの悪いカーブになると後続車の神経をわざと苛立たせるかのように不必要にスピードを落とす。追越ししやすい長い直線に入ると途端に猛烈にスピードを上げる。それだけではなく、追越ししにくいように直線コースにも関わらずセンターラインをオーバーして前方を確認出来ないようにするのだ。言わば逆あおり運転だ。後ろの車を苛つかせて楽しんでいる様子だった。

 結局伊豆スカイラインを降りる天城高原ICまでバスは進路妨害を繰り返し結局抜かすことが出来なかった。しかも最後の天城高原を出る四つ角の交差点では対向車、横から来るバス、乗用車が居る中で交差点内で不必要に停車までしたのだ。交差点は三竦み、四竦み状態で周りの車はどうしていいか判らない状態。山の中の交差点で道路を横断する歩行者が居た訳でもない。

 結局天城高原ICから山を下っていく途中のゴルフ場の方へバスは向かっていったので漸くそのバスから離れることが出来た。

 旅行から帰ってそのバス会社のお客様相談室の電話を調べ通報しようと思った。バスの運行記録から誰が運転していたか判明する筈だからだ。しかし止めておいた。そんな運転手を(おそらくは臨時の非正規社員)雇うぐらいのブラックに近い企業なのでまともな対応をしてくれるとは思えなかったからだ。伊豆箱根地域では割りと大手のO観光バスだ。