2026-01-01から1年間の記事一覧
80年代のドラマからは歌謡曲歌手がテレビドラマへ出演する機会が増えたような気がする。その一番の筆頭は「金曜日の妻たちへ」へのいしだあゆみ、小川知子などで先陣を切ったとも言える。その後「毎度おさわがせします」への中山美穂、「妻たちの課外授業…
80年代を代表する最大のドラマはと言えば「男女七人夏物語」と「同・秋物語」を挙げないわけにはゆかないだろう。あの時代に青春期を過ごした殆どの若者が観たのではないかという気がする。 ドラマの醍醐味は明石家さんまと大竹しのぶ、あるいは明石家さん…
内容は殆ど憶えていないのだが、間違いなく毎週観ていたらしい80年代のドラマに「妻たちの課外授業」というのがある。どことなくタイトルが大ヒットドラマ「金曜日の妻たちへ」に似ているのと、内容的には中学生の子供を持つPTA役員を務める親たちとい…
80年代っぽいドラマのひとつに「毎度おさわがせします」があった。これまでのドラマにはない中高生の性への興味を扱った珍しいドラマでコミカルでシリアルなドラマだった気がする。舞台も多摩ニュータウンの新興住宅地というのも時代を象徴している。 主人…
80年代は就職して長距離通勤が続いていたこと、結婚してテレビがない生活を当初送っていたこと等々で、私自身では観ていたテレビドラマは比較的少ない時代だった。 そんな少ない中でも夢中になっていたドラマのひとつが「ふぞろいの林檎たち」だろう。おそ…
前回紹介した「金曜日の妻たちへ」は世間的には80年代を象徴するドラマだったような気がする。東急田園都市線の沿線に出来た新興住宅街が舞台として設定されていて、そこに暮らす中流家庭の夫婦たちの間の不倫を含めた人間関係という感じのもので、当時の…
私の人生はずっとテレビと共にあったと言っていいのだが、結婚して数年ぐらいだけテレビの無い生活を送っていた。まだテレビは一家に一台という時代で、結婚して最初にアパート住まいを始めた時は家財道具としてテレビは不要と考えたのだ。 しかし数年後に独…
佐々木昭一郎の作品として三番目に観たのは1981年の「河の流れはバイオリンの音」だった。イタリアのポー河沿いの町クレモナに壊れてしまったバイオリンを直す為に訪れる少女・栄子の物語で栄子を「四季・ユートピアノ」にも出演していた中尾幸世が演じ…
映像作家という不思議な肩書のプロデューサー佐々木昭一郎の作品を二度目に観たのは3年後の1979年の「四季・ユートピアノ」だった。この時は最初から佐々木昭一郎氏の作品であることは認識していて、あの「紅い花」を作った人が今度はどんな作品を作る…
1980年代の傑作人情ドラマについて書いていて、ふとそれより若干前の時代になるのだが、佐々木昭一郎という人の映像作品を思い出してしまった。 最初に観たのはつげ義春という漫画家の作品を映像化した1976年の「紅い花」という作品だった。多分つげ…
「夢千代日記」に次いで好きだった人情ドラマに「花へんろ(副題:風の昭和日記)」がある。1985年に第一作が発表され、ついで続編、新編と3部作が作られた。 「夢千代日記」と同じく原作者・早坂暁の実体験に基づく原作とのことで面白おかしいエピソー…
「夢千代日記」に次いで好きだった人情ドラマに「花へんろ(副題:風の昭和日記)」がある。1985年に第一作が発表され、ついで続編、新編と3部作が作られた。 「夢千代日記」と同じく原作者・早坂暁の実体験に基づく原作とのことで面白おかしいエピソー…
「北の国から」が80年代最大ヒットの人情ドラマとすると同じ1981年に始まった吉永小百合主演の「夢千代日記」は私個人としては80年代最高の人情ドラマとして挙げたい。原作者の早坂暁は山田太一、倉本聰と並んで日本ドラマ界の三大巨匠と呼んでもい…
1981年に80年代最大の人情ドラマとも言える「北の国から」が始まる。ドラマ作りの天才、倉本聰の最大のヒット作品でもある。 ドラマの各所に挿入される吉岡秀隆演じる純の独り言がとても印象的で、よく物真似もされていた。この手法は1975年の倉本…
80年代に入ると人情ドラマという感じの名作が幾つも生まれる。最初に挙げたいのは「港町純情シネマ」だ。港町銚子にあるという古い映画館が舞台で西田敏行が主役を演じ、若いもぎりの娘役をまだキャンディーズだったか、解散直後ぐらいと思われる伊藤蘭が…
70年代終わりの純愛ドラマとしてもう一つ挙げておきたい。「恋路海岸」という北陸能登に実際にある地名の場所を舞台とした林隆三、真野響子が主演したドラマだ。 このドラマが放映される数年前、大学を卒業してその年の春から就職するという正月休みに能登…
70年代終わりの純愛ドラマとしてもう一つ挙げるなら加山雄三、竹下景子が主演した「パパの結婚」を挙げたい。世間的にはそれほど評判は高く無かった気がするが、人気大絶頂の頃の竹下景子がとても初々しくつい観てしまうドラマだった。「魂の試される時」…
70年代終わり頃、サスペンスドラマが花盛りだった裏で純愛ドラマも幾つか秀作があった。その一つが「魂が試される時」だ。主演は十朱幸代と清水健太郎で、年上の書道家女性が年下の青年に恋をしてしまうというドラマだった。十朱幸代という女優を知ったの…
金田一耕助シリーズ、森村誠一シリーズなどのサスペンスドラマが花盛りだった1978年、世間的にはそれほど大評判にはならなかった気がするがずっと観ていたサスペンスドラマがあった。それが大原麗子、竹脇無我が主演していた「火の航海」だ。 このドラマ…
金田一耕助シリーズがシーズン1、シーズン2と終わったところで角川春樹が仕掛けたのは森村誠一シリーズだった。最初に取り上げられたのは「人間の証明」でこちらも映画版とテレビドラマ版があった。原作のモチーフになっている西條八十の有名な詩「母さん…
石坂浩二の映画版にしろ、古谷一行のテレビドラマ版にしろ金田一耕助シリーズにはいわゆる大物大女優が出演するというのも愉しみのひとつだった。しかも大女優が出て来るとその役どころが真犯人になるというケースが多かった。 大御所の女優でいうと高峰三枝…
70年代後半に日本じゅうで大ヒットした横溝正史の「金田一耕助シリーズ」だが、三種類の媒体が併行して進んでいくことになる。一つは角川書店が発行する文庫シリーズ、二つ目は石坂浩二が主に主演を務めた映画版シリーズ、そして三つ目がTBS系列から古…
就職したてで都心にある本社へ私鉄電車で通っている頃、満員の車内で一心不乱に文庫本に読み行っているOLの姿を見掛ける。何を読んでいるのだろうとこっそり垣間見ると横溝正史の「犬神家の一族」だった。興味を持ってすぐに自分もその文庫を買いに行くと…
NHKの銀河テレビ小説は70年代後半によく観ていたドラマシリーズだったが、70年代の終わり頃に就職してからは殆ど観ていない。そんな中で記憶に残っていたのは1995年に放映された「ラストラブ」だった。仲村トオルと葉月里緒奈が主演を務めた哀愁…
NHKの朝ドラを相当回数観たのは「おはようさん」とその後の浅茅陽子が主演を務めた「雲のじゅうたん」ぐらいまでのようだ。その後は就職をした関係で朝にしろ昼の再放送にしろ観れる時間帯には家に居なかったからだ。 その後の朝ドラで気になったのは日本…
曽野綾子原作の「太郎の青春」と「太郎の卒業」の間に「陽炎の女」というお気に入りの銀河テレビ小説ドラマがあった。この頃ちょうど売れっ子女優となっていた島田陽子と同じくドラマ界で売れていた男優、山口崇が主演を務めた銀河テレビ小説としては珍しい…
1980年になってすぐ、銀河テレビ小説では曽野綾子原作の小説を元にした「太郎の青春」、翌年には「太郎の卒業」というシリーズが放映される。恋愛ドラマでもなく、スポコン物でもなく、ちょっと生真面目な青春ドラマという感じだが、自分が年代的に近か…
1977年の「夏草の輝き」から1年おいた1979年の銀河テレビ小説ふるさとシリーズは「家族日記」と「海を渡って」だった。共に故郷の海から離れるかどうかというのがテーマのドラマで「家族日記」の方は北海道釧路の海を、「海を渡って」の方は四国今…
竹下景子の「夏の故郷」に続く翌年の銀河テレビ小説ふるさとシリーズは林隆三が主演を務めた「夏草の輝き」でこれも山田太一の脚本によるものだった。ストーリーは故郷の田舎高校の野球部顧問を頼まれて引き受けている主人公の教師が教え子のチームが甲子園…
1970年代中頃の銀河テレビ小説は夏になると「ふるさとシリーズ」と題して夏の田舎の情景を扱ったドラマを放映していた。その第一弾だったと思われるのが山田太一脚本、竹下景子主演の「夏の故郷」だ。都会に出ていた兄と妹が故郷の実家に独りで住んでい…