norimakihayateの日記

バーチャル旅日記からスタート。現在は私の国内旅行史に特化しています。

長過ぎる南回り欧州便

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 昨日も1万歩を稼ぎ、日豊本線に入って最初の駅、竜が水(りゅうがみず)を通過した。

 

 30年数年前の新婚旅行、初めての海外旅行はルフトハンザ航空のフランクフルト経由パリ行きで南回りルートだった。当時は日本から欧州に行くのは、アラスカのアンカレッジで給油寄港する北回りとアジアの各都市を経由してゆく南回りがあった。日本から欧州へ直行する便は確かエールフランス航空とソ連アエロフロート航空だけで、モスクワの上を飛ぶと聞いた覚えがある。

 南回りのルフトハンザ便は途中、香港、ニューデリー、カラチ、アテネでそれぞれ給油寄港してルフトハンザのハブ空港であるフランクフルトまで向かい、そこから便を乗換えてパりを目指すというものだった。各空港寄港の給油待ちとフランクフルトでの乗換待ち全て含めて27時間掛かった記憶がある。しかし、どこかに寄る度に客の入れ替えがあり、再び飛び立つ度に機内食が出るので、たっぷり酒と機内食が楽しめて良かったとも言える。

 カラチはパキスタン最大の都市だということは小学生の時から知っていた。当時はおそらく西パキスタンと言ったと思う。小学生だった時代に東京オリンピックがあって、アテネから聖火リレーで東京まで各国の都市を寄港しながら飛行機で聖火がやって来るのだが、その寄港する都市を世界地図と共に記した肝油ドロップの記念缶が配られていて、それで各国の都市を憶えて諳んじて言えるようになったからだ。