norimakihayateの日記

バーチャル旅日記からスタート。現在は私の国内旅行史に特化しています。

2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

妻籠宿

寝覚ノ床を出て、旧中山道を走っていくと、妻籠宿という矢印の付いた看板を見つけ、寄ってみることにする。 泊まった奈良井宿よりも知名度があるらしく、いかにも観光地という風情だった。国道19号からは少し外れているのは、昔は中山道がもう少し山の奥の…

寝覚ノ床

木曽、奈良井宿の元脇本陣H邸に二泊させて貰った後、来た道は戻らず木曽川に沿って旧中山道である国道19号を名古屋の方へ向かうことにした。 前日に登山をした鳥居峠は新鳥居トンネルというので通過している。 国道19号はずっと木曽川に沿って徐々に下…

祭の次の夜

大学生の時に訪れてから九年ぶりの木曽路、奈良井宿だったが、この時も同じ元脇本陣だったH邸の街道に面した二階の座敷に夫婦で二夜、泊めて頂いた。 最初の夜は客は我々だけで夏祭りを愉しんだのだが、二日目はHさんの親戚も何組かやってきて、子供等と花…

再び鳥居峠へ

大学生の時に一人で奈良井のHさんを訪ねた時も奈良井の宿から1時間ほどで登れる鳥居峠へ登っているが、夫婦二人で訪れた時もやはり登りに行っている。石畳の細い道がずっと続いているのは箱根路の旧道にもちょっと似ている。あまり人に出遭った記憶がない…

木曽路・奈良井の旅

奈良井に着いた日は、宿場町あげてのお祭りの日だった。もうはっきり憶えていないが、お盆の15日前後だったのだろう。木曽駒というのだろうが、色とりどりの衣装に飾られた馬が何頭も曳かれていた。 祭は夜更けまで続いて、神輿が通り過ぎた後も喧騒の余韻…

夫婦最初の国内旅行 木曽路・奈良井

このブログの大分前になるが、海外旅行編を扱っていた頃、新婚旅行とその一年後の夏休みはパリへ旅行したことを書いている。逆に言うと、その間国内での旅行は前述の軽井沢テニス旅行や会社の社員旅行は行っているものの、夫婦二人での国内旅行はずっとして…

結婚後初めての同期テニスツアー 2

この時参加した妻以外は皆、テニスをするのがメインの目的だったが、妻は私が多少は教えていたものの、テニスは特に好きでは無く、テニスコートで傍に座ってじっと終わるのを待っていた。 ただ、その当時で言う所謂文学少女で、特に堀辰雄のファンだったので…

結婚後初めての同期テニスツアー

人生最後の独り旅として平泉、遠野、陸前高田と廻った時には、既に付き合っている女性が居た。だが、その時はまだその人と結婚することになるだろうとは思っていなかった。しかし遠野の旅からちょうど一年後ぐらいに正式に婚約し、その年の夏には結婚するこ…

最後の独り旅 3 奇跡の一本松

遠野の町からその日泊まるユースホステルを捜して電話をしている。遠野にもユースはあった筈なのだが、おそらく満杯だったのだろう。全国ユース案内の頁を繰って探し出したのは越前高田のユースだった。電話してみたら空いているとの事。30~40kmぐらいある…

最後の独り旅 2 遠野物語

平泉の中尊寺を出た後、再び東北道に乗ったところで遠野に行くことを思き、花巻まで高速を飛ばす。 柳田国男の遠野物語はその存在を知ってはいたものの、その時はまだ読んでいなかった。遠野物語は当時流行っていたフォークソングで知ったのだった。甲斐バン…

最後の一人旅 東北道

(二代目の愛車 サニー1200GX) 入社五年目に突入してすぐのゴールデンウィークに最後の一人旅をしている。まだゴールデンウィークを飛び石連休と呼んでいた時代だ。昨日の記事でも書いているが、いつも大型連休では一緒に遊び歩いていた仲間も一人、また一…

独身終結宣言の旅 浄土ヶ浜

(岩手県 浄土ヶ浜) 入社三年目になる1980年はある意味転換期だった。同期入社の遊び仲間として男五人がほぼ固定して、冬はスキー、夏はテニスとしょっちゅう一緒に出掛けていた。それがそろそろ独身生活を卒業しようとしていた時期だった。 入社三年目…

青年部企画を乗っ取ったスキーバスツアー

大学を卒業して入社した会社は比較的大きな会社だった。高度経済成長期を牽引した昭和の時代の典型とも言える会社だった。 会社に入って格差社会というものがあることを人生初めて知った。よく刑事ドラマや警察関連のドラマでキャリア、ノンキャリアという言…

後輩K君幹事の三度目の社員旅行

会社三年目の秋の社員旅行は私の部下になったK君が幹事当番だった。女性幹事はこの年は新入社員が居なかったので前年に引き続きIさんが担当する。私も企画計画には全面的に協力することになった。 選んだ場所は箱根、富士方面。最初に御殿場ファミリーラン…

軽井沢 レスキュー隊

会社二年目の冬には私にも部下が出来ていた。一年後輩で入ってきたK君だ。新システムを前年春に立上げ、その機種拡大を担当していた私達のグループはリーダーが総括のYN氏、先輩の主任YZ氏、そして私と部下K君の四人チームだった。 正月休み明けの最初…

会津 一人旅

(サニー1200GX) 大学三年の時に運転免許証を取得し、直後にホンダZを手に入れた。約三年間愛車として使ってきたが、大人の事情で乗り換えることになる。中古車ではあったが軽自動車ではない普通車(一般的には小型車の範疇)になるサニー1200GXだ。サ…

幻の大阪出張

(四天王寺 夕陽丘図書館 当時) 橋本を訪れた就職直前の京都、橋本、大阪旅行の際に大阪に居た友だちと久々に再会した話を書いているがその時が最後だと思っていたが、実は室生寺を訪れた一箇月後にも会っているらしいことが当時の手紙で判明した。全く記憶…

勘違いの橋本往き

「山のむこうは青い海だった」挿絵 画・長新太 室生寺の最寄駅と和歌山県の橋本は割と近くにある。ローカル線を乗り継いでいけば、奈良や京都よりも近いかもしれない。 和歌山県の橋本というのは前からずっと行ってみたい場所だった。昭和の児童文学の傑作、…

室生寺 そして橋本へ

奈良ユースへ泊まった翌日は室生寺へ向かっている。何故室生寺だったのかはもう憶えていないのだが、ずっと興味はあったように思う。当時、旅雑誌などで盛んに紹介されていたような気もする。史跡の多い奈良の町からちょっと離れていてなかなか行きにくい場…

奈良・和歌山の旅

会社に入社して一年目の正月休みに社会人として初めての一人旅で北陸を旅行した後、翌二月には奈良へ出掛けている。この事は当時のユース会員証のスタンプから分かるだけで、写真も日記も残っていない。記憶だけは微かにある。 奈良ユースに泊ったのはユース…

輪島 長楽寺ユース

九十九湾の遊覧船に乗ってカモメなどに餌やりをした後、観光バスで輪島までやってくる。既に夕方近くになっていた筈で、あちこち観光はせずに長楽寺ユースというところで投宿する。このユースもご多分に漏れず2000年頃閉鎖されている。他の人のブログな…

金沢から輪島へ

(犀川) 金沢を能登周遊観光バスで出発する前、犀川をまだ観ていなかったことを思い出し、急ぎ足で河のほとりまで行ってみた。もう何十年も前の事だが、川面を観て、何とも哀愁のある川だなと思った事を思い出す。室生犀星の詩が頭の中にずっと響いていた。…

最初で最後の金沢

上野から乗ったのは寝台特急北陸だったので、金沢に着いたのは朝早くだった筈だ。人生初めての金沢だったが、考えてみるとその後一度も訪れていないので、今のところ人生最後の金沢でもある。その日は金沢ユースに泊っているので丸一日市内に居たようだ。一…

最初の正月休みで北陸 一人旅

会社に入社する直前の天橋立・京都旅行をした時、もう一人旅をする機会は無いだろうと思っていた。が、会社に入って最初の正月休みにすることもなく実家にずっと居るのも退屈で、思ってもみなかった社会人としての初めての一人旅に出ることにした。行き先は…

スキー全盛時代

私が会社に入社した頃、夏はテニスが大流行だったが、冬はスキーの全盛時代だった。スキーは大学生で一度だけ体験済だったが、早速ヴィクトリアへ出掛け三点セットを購入することになる。最初の板はスワローのものだった。 会社の先輩、同期たちと最初に出掛…

昭和な社員旅行

今将に令和が始まったばかりだが、私が入社して社会人になった時は昭和真っ只中だった。今では考えられないような事が当時はいろいろあった。お正月には女子社員が振り袖で出社しお酒がふるまわれたこともある。会社主催の運動会が開かれたりもした。そんな…

テニス合宿旅行

(軽井沢 貸別荘 イメージ画像) 大学を卒業し会社に就職して以降、会社の同期仲間と休みに出掛けるようになって一番多く行ったのはテニス合宿だった。 70年代後半から80年代前半に掛けての頃、日本中が空前のテニスブームだった。大学生の頃の一番の人…

卒業後 二度目の大学寮

西伊豆の安良里海岸に会社同期で海水浴に行った直ぐ後、今度は大学の同期だけではない同じ学科卒の同窓会が伊豆H村運動会寮で開かれ、一泊で泊りにいっている。ちょうど明治の頃建てられた古い木造建屋を鉄筋コンクリート二階建に建てなおしたばかりで、そ…

会社同期仲間の最初の旅行

(出発前) 社会人になってからは当然ながら会社の仲間との旅行が増える。その最初となったのが伊豆の海辺にあった民宿への一泊海水浴旅行だった。 会社の同期仲間は大きく分けて独身寮組と自宅通勤組に分かれていた。私はその後者のほうだ。その自宅通勤組…

社会人最初の旅行

社会人最初の旅行は何だったのだろうかと色々調べていて、どうも最初の長期休み、ゴールデンウィークに卒業したばかりの大学の同窓生で出掛けた伊豆最南端にあったS温泉の大学運動会寮だったようだ。この時は愛車ホンダZで出掛けている。 大学の専門課程の…