norimakihayateの日記

バーチャル旅日記からスタート。現在は私の国内旅行史に特化しています。

勘違いの橋本往き

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 「山のむこうは青い海だった」挿絵 画・長新太

 

 室生寺の最寄駅と和歌山県の橋本は割と近くにある。ローカル線を乗り継いでいけば、奈良や京都よりも近いかもしれない。

 和歌山県の橋本というのは前からずっと行ってみたい場所だった。昭和の児童文学の傑作、今江祥智の「山の向こうは青い海だった」の舞台のモデルとなった場所で、町の真ん中に紀ノ川が流れていて鰻が取れるような昭和の田舎の原風景があるような場所らしかった。文中ではわしもととなっている。尤も、この本が書かれたのは昭和30年頃だというので、私が訪れた40年前でももう随分変わってしまっていたようだ。

 と、思っていたのだが、とんでもない勘違いをしていることが分かってしまった。私が所蔵しているこの本の復刻版を開いてみたら当時の切符が出てきて日付が実はこの時ではなく、暫く前にこのブログでも紹介している就職する直前に京都を旅行した後、大阪を訪れる前の日なのだった。

 

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