norimakihayateの日記

バーチャル旅日記からスタート。現在は私の国内旅行史に特化しています。

佐賀への葬儀参列出張 4

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 その後、博多の中州の街を更に歩いて抜けると運河沿いの道に出た。ここには黄昏はじめた中で屋台が立初めていた。てんぷら屋、焼物屋、おでんや等々、さまざまな店が新鮮そうな魚介類を並べ、好きなものを調理してくれるというような屋台である。よっぽど食べていこうかと思ったが、ちょうど当時O-157騒ぎもあったのでやめにしておいた。それから今度は天神のほうへ歩いてく。こちらには昔の迎賓館の跡があり、これまた明治から大正初期頃の洋館で美しい建物だった。これは公園の中に建っていて、それを抜けると今度は奇怪な建物を見た。アクロスという名の大きな13階建てのビルなのだが、南側が全て階段状になっていて、その全ての段に樹木が植わっているのである。世界最大のステアガーデンとか説明には書いてあった。これも散策して見たかったが、もう閉まっていた。

 その後は、再び中州へ入る。川辺のちょっと茂みの奥のラブホテルのような所の前で中年から初老くらいのいい年をした気の良さそうな男が、「旦那、いい娘がいますよ。いかがですか。」と誘う。そこもどうやらイメクラをやっているらしい。博多とはそんな街なんだと思う。そういう呼びかけをしている脇を極普通の女子高生等が自転車で擦り抜けて行く。それから真剣に飯を食う場所を捜しながら中州の中を色々歩いたが、どれも今ひとつ。結局、博多の駅前まで歩いて帰ることにした。駅の地下街の食堂を物色してあるく。鯛めしのセットを出している店があって、それも魅力があったのだが、中華の店で、チャンポンとぎょうざと鶏唐のセットメニューが1000円の店があってこちらにした。このチャンポンがまた旨かった。この店は不思議で、いかにも会社がえりという風の30歳前後のOLが独りで飯をたべている。それも独りふたりじゃなくて、入れ替わり立ち替わり。博多は不思議な街だった。