大学の寮は鉤型に曲がった岬のかなり先の方にあったが、更にその先には古い博物館があった。その事はもうすっかり忘れていたのだが、偶々今読んでいる百田直樹氏の歴史書「日本国紀」の幕末頃の記載の中に、ロシアの黒船が来航した際に大地震があって被災し、その後ロシア人乗組員と日本人の共同で帆船を建造しロシア人帰国の為に寄贈したという話が出てきて、そう言えばと思いだしたのだ。ネットで調べてみると、造船郷土資料博物館という名前であることがわかった。博物館の様子はもうあまり記憶にないが、内部に大型の帆船の模型があった事を思い出した。日本とロシアの間でそんな話があったことはあまり記憶にないが、展示品ばかりを見て、説明書きはあまりちゃんと読まなかったのかもしれない。
Ｙ湖畔、Ｈ岬の寮で宿泊した五泊六日のドライブ旅行は今回で終了とする。
