パンテオンの次は少し坂を下ってサンテティエンヌ・デュモン教会に出る。この教会については2016年の3月に二回に亘って紹介しているので、なるべく被らないようにする。
2016年の記事では省略したこの教会の由来について触れてみる。この辺りは聖ジュヌヴィエーヴの丘と呼ばれていたそうだ。聖女ジュヌヴィエーヴはパリの街の守護聖人で、元々はこの地に聖ジュヌヴィエーヴ修道院というのがあったようだ。その修道院の中に付属教会としてあったのが聖エティエンヌ・デュモン教会で、聖ジュヌヴィエーヴ教会は別にあってそれがその後パンテオンになったらしい。修道院はこの場所に大きな道路(多分サンミッシェル大通り)を通す為に壊されて、残った一部のみが高校の校舎として使われているそうだ。聖女エティエンヌも聖人で、今残っているサンテティエンヌ・ディモン教会には両方の聖女の像が飾られている。