昨日も1万歩を達成し、直川から出発して直見を過ぎ、上岡に至る。
パンテオンを訪れた後、向かったのはサンテティエンヌデュモン教会だ。パンテオンの斜め後ろ辺りにある。ここを訪れるのはずっと楽しみにしていた。私の大好きな画家のベルナール・ビュッフェの絵でその教会をずっと前から知っていたからだ。今日の冒頭の画像だ。
サンテティエンヌデュモン。舌を噛みそうな名前だが、エティエンヌという名の聖女に由来している。聖女なので名前の前に聖を意味するst.(saint)を付け、リエゾンにより発音しないst.の最後のtとエティエンヌの最初の母音がテに代り、更に名前の後ろに山とか丘を意味するmontが付いて(丘の)の(の)にあたる前置詞deが後ろのmontに付く冠詞leと縮約してduに代り、名前の後ろ側にデュモン(du mont)とが付くいうことになる、とまあ解説するとそういう事だ。
この辺りは聖ジュヌビエーブの丘と呼ばれていたそうだ。そう言えば、パンテオンの辺りから緩やかな坂で下っていって、サンテティエンヌデュモンを越えてノートルダム大聖堂のあるセーヌ河畔辺りまでずっと下っていっていたように記憶している。
聖ジュヌビエーブの丘にあるのが聖エティエンヌ教会(より正確には聖ジュヌビエーブの丘にある聖エティエンヌ教会)というややこしい関係は複雑な歴史によるものだ。しかしその話は長くなるので省略する。