もりわきの料理は確かに旨いのだが、説明するのが何とも難しい。それだけ凝っているということだろう。最初に前菜として出されたものも、とにかく色映えがする何かとろっとするものだったが、何だったかというと後から写真をみても判然としない。海胆を使った料理だった気はするのだが。
二品目に出てきたのも椀物であるのは確かだが、何が使ってあるのかははっきりとは言えない。中央にあるのは真薯らしき練り物だが、ハモだろうか。
三品目はそれまでで一番判り易いお造りだが、カラスミまで使われている。一品として普通の当り前の料理というのは出て来ないようだ。
