予約をいれた６時の５分前ぐらいに料亭もりわきに入る。案内してくれたのは厨房のすぐ隣ぐらいの席。といってもそんなに広い店内という訳ではないのですべての席が厨房のすぐ傍といってもいいかもしれない。
黒の漆塗りの盆の上にまず箸だけが置かれていたのだが、箸置きがクリスマスツリーの飾りつけのようなカラフルな人形だった。純和式の割烹だけにちょっと目立つ。もりわきは食器にもかなりのこだわりがあるようだった。
目の前の壁には祇園の店らしく、界隈の舞妓はんの団扇がずらっと並んでいる。料理が出てくる前になんとも圧倒される雰囲気だった。
