弓ヶ浜の年末旅行の翌年、正月明け頃から我が家が棲む街の郊外に建てられた子供等が自然とふれあう為の施設、自然教室というところで催される宿泊体験イベントにしょっちゅう参加することになる。参加資格は市内に棲んでいて小中学生までの子供と一緒に参加出来る家族となっていて、我が家は丁度小学校低学年の娘と就学前の息子がいたので、どんぴしゃの企画だった。
このイベントには全部で９回参加しているのだが、約半数は最初の一年間にこなしている。
一番最初の宿泊体験は天体観測と餅つき大会だった。市街から車で30分ぐらいの場所だが、かなり深い森の中にあってイノシシ、猿、鹿などが極普通に現れるような所だった。食堂のある鉄筋三階建ての管理棟の屋上に天体望遠鏡の設備があって、そこから参加者全員交代で月のクレータなどを観測した記憶がある。天の川までは見えなかった気がするが、冬のオリオン座などは綺麗に見えた気がする。
