最初の親子ふれあい合宿から二箇月後、今度は「野草摘みとうどん作り」の体験教室が開かれるというので早速応募して参加してきた。
体験合宿が出来る施設はかなり山奥にあるのだが、そこから30分ほど歩いて山を下りてくると里山になっていて、小川の流れる傍に畑などもある野原になっている。ここで野生のセリやフキノトウなどを採ってきて、天麩羅にしてうどんと一緒に食べようという趣向だ。
うどんのほうは、粉から始めて大きなビニル袋に詰めて足踏みで捏ねるというもの。子供達の力では手では無理だからという事だった。
驚いたのは県の職員である指導員の一人に、私が中学生の時に現代国語を習った恩師が居られたことだ。当然定年退官した後の嘱託勤務で務められていたのだろうが、三十年近くの月日が経っており向こうは気づかれなかったようだ。