昨日は1週間ぶりで一万歩を達成出来た。暑さが少しだが和らいだせいだ。安倍川から出発して静岡を通過し、東静岡まで到達した。
昨日、ウフィッツィ美術館はおぼろげな記憶だが訪れたと思うと書いた。そのもうひとつの根拠は、サンマルコ修道院の受胎告知の絵にある。受胎告知はキリスト教に詳しくない人の為に簡単に解説すると、生涯処女とされるキリストの母、聖母マリアが受胎したことを天使に告げられるという聖書の話があり、その瞬間を描いた絵が受胎告知なのだ。受胎告知の絵には有名なものが多い。日本にもエル・グレコが描いた受胎告知の絵が倉敷の大原美術館にある。先日触れたウフィッツィ美術館にもレオナルド・ダ・ヴィンチ作の受胎告知がある。しかし、イタリアのフィレンツェを訪れるにあたって、私がどうしても観てみたかったのは、フラ・アンジェリコの作になる受胎告知で、サンマルコ修道院(現在はサンマルコ美術館)に収蔵されている。私が一番好きな受胎告知の作品だった。しかしそれは適わなかったのだ。団体ツアーの旅程には含まれておらず、その後の自由時間でも時間が足りなくてサンマルコ修道院まで廻る余裕がなくて、とても悔しい思いをしたのだ。そのことからサンマルコ修道院は訪れる事が出来なかったが、ウフィッツィ美術館は訪れたのだと思われるのだ。