昨日は豊野から出て、次の牟礼(むれ)まで到達した。
単身赴任が始まった頃に時を同じくして始まったことが幾つかある。携帯電話の使用開始などもそうだが、パソコン関連で言えば、ひとつは会社のデスクのパソコンがウィンドウズ系になった事だ。その頃まではマック派かウィンドウズ派かなどと世間でも言われ、両者は競っていたように思う。街でパソコン用のCDを買っても、マック、ウィン両対応などと書かれたものが普通に売られていた。それが、次第に会社のパソコンと言えばPC/AT互換機と呼ばれるウィンドウズ系のものに変わっていく。別の言い方ではDOS/V機などとも言う。最近ではもはやPC/AT互換機や、DOS/V機などという言葉は聞かなくなった。
元々は米国IBM社が発売したPC/AT機というのがあって、これと同じソフトウェアが動く機種(ハードウェア)をPC/AT互換機と呼んだのだ。DOS/VはPC/AT互換機上で動く日本語対応OSの極初期のものだが、その後、PC/AT互換機で動くOSは殆どがwindowsになってしまうので、ややこしい。というか紛らわしい。
会社を移って与えられたデスクトップPCはIBM社製で、世間では既にwiwndows95が発売された後だったが、会社内で既に導入済の他の機械と仕様を合わせる為に古いwindows3.1が搭載された機種だった。しかし、関係会社ではまだMacintoshを使っているところも多く、仕事のやり取りの為にMacintoshもまだ使う必要があり、一人一台配布するものは安いPC/AT互換機にして、課単位で数台のMacintoshを用意し、管理職の中には机の上にマックとウィンドウズを両方載せている人も少なくなかった。