昨日は黒岩を出て山崎を過ぎ、鷲ノ巣というところまでやってきた。
結婚をするちょっと前の頃、NHKのドラマで佐々木昭一郎という人がプロデューサーで作られた四季ユートピアノという作品があった。北国の古い学校を出た主人公が調律師になって故郷の学校にピアノを送るというようなストーリーの物語だったと思う。その舞台として使われていた古い学校の校舎があった。二階建てで、杉の板をサイディングにして張られている校舎で、そういう古い学校の校舎が好きだった。私自身の経験としては、杉の板張りの校舎は小学校5年の時に一階建だったが経験がある。中学校一年の時に所属した美術部があった場所が、二階建てのサイディングの校舎だったが、板はおぼろげな記憶ではあるが、薄緑色だった。小学校、中学校と、木造2階建ての校舎がどんどん鉄筋校舎に変わってゆく時代だった。
結婚をするちょっと前の頃、ドライブで出掛けた御殿場付近で昔ながらの懐かしい建て方の校舎がある学校を見つけた。何枚か写真を撮り、それを基に油絵で描いたのが今日の一枚だ。今はもう、おそらく残ってはいないだろう。