norimakihayateの日記

バーチャル旅日記からスタート。現在は私の国内旅行史に特化しています。

懐かしのB.O.A.C.

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 姫路を出て英賀保はりま勝原網干竜野という場所まで来た。この辺りも関わりも思い出もないので、昨日の話の続きをさせて頂くことにする。

 

 昨日、姫路城のロケのことから英国BOACのボーイング707機の航空事故に話が及んだ。長い間BOACは英国を代表する国有航空会社だと思っていた。それが何時だったか、英国の技術者だったか弁護士だったかが来社し、昼食を一緒に採った際の雑談で、英国と言えばBOACですよねみたいな事を言ったら、そんな会社は大昔に無くなっていると言われて吃驚したことがある。

 そう言えば、その10年以上前に初めて英国へ出張した際に使った航空会社は既にブリティッシュエアウェイ、BAだった。

 いつ無くなったのか調べてみると1974年3月とある。無くなったと言っても名前がなくなっただけで、基本的にはBAに吸収された格好だ。

 

 BOACに馴染みが深いのは、大好きだったビートルズのナンバーの最初に出てくるからだ。ホワイト・ビートルズという俗称で呼ばれた2枚組アルバムの冒頭の曲、バックインジUSSRの最初に出てくるのでよく憶えているのだ。

 

 Flew in from Miami-beach on B.O.A.C., didn’t get to bed last night.

 

 確かそんな感じの歌詞だった。まだ英語を習いたてで、あちこちかろうじて聞き分けられる単語が聞こえるものの、英語で歌詞を覚えたり歌ったりまでは出来なかった。しかし、何となく意味は分かった。

 世界中から愛されるアイドルスターが忙しくて寝る暇もなく、世界中を飛行機で廻っている様子が眼に浮かんでくる。しかし、戻ってきたのは、英国ではなくソ連だ。後に、それはチャック・ベリーというブルース歌手のバックインUSAをもじったパロディ楽曲なのだと知った。何となくビーチボーイズの真似をしているところまでは当時も理解していた。

 

 しかし世界の様相は当時からは一変した。BOACが無くなってBAになっただけではなく、ソ連すら無くなってしまった。707は最早787にまで進化した。(ある人によれば退化という説もある。)ウクライナグルジアソ連の属国ではなくなった。しかし極最近にはウクライナの一部はロシアに帰属復帰までしようという動きもある。

 

 BOACと双璧を競う米国の航空会社が、当時はパンアメリカン航空だった。

 

海外旅行をすると、その航空会社のロゴ入りのビニールバッグが貰えたものだ。何かの懸賞かオマケかで世界の航空会社ロゴ入りバッグが貰えるというのがあって応募し、一つ手に入れたのだが、凄くマイナーな会社でがっかりしたことを憶えている。確かベルギーの国営会社サベナ航空だったと思う。有名どころはパンナムとかエールフランスだった。

 

 そう言えば、大相撲千秋楽の名物だったパンナムの社長のトロフィー授与は何時から無くなったのだったろうか・・・。

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