漸く前日の記載まで追いついた。東京出発１０日目の昨日は、安中から出発して磯部を過ぎ、松井田の手前までやってきた。
高崎で国道１７号線から１８号線へと移る。１８号線に入ると、緩やかな登り坂が続く。左側には山と呼ぶほどではない小高い丘が連なる。その丘の上に突如、異様なものが目に入る。安中精練所である。鉛だか亜鉛だかを精練していて、その昔公害事件を起こしたと記憶している。
この手の、ボイラー、パイプ配管、煙突、鉄骨などが密集するものを何と言ったっけと暫く考えてしまった。漸く浮かんできた言葉は、コンビナート。しかし何となく違うような気もする。wiki で調べてみるとソ連などの集合工業地帯とある。しかし、この言葉に関する画像を引いてみると、確かにこの手のパイプや煙突の塊ばかりだ。そしてふと石油コンビナートという言葉が次に浮かんできた。日本ではコンビナートと言えば殆どが石油コンビナートだそうだ。
昔のアイドル歌手グループ出身のタレント、相田翔子が何かのトーク番組で、この手のコンビナート風景のフリークなのだと言っているのを聞いたことがある。私は何となくこの手の景色や画像を見ると、戦慄に近い不安感を覚える。ガス爆発のようなものを連想してしまうからだろうか。
