小田急線の線路と同じ高さの場所から細い階段を伝って崖の下まで降りると谷は広く整地されていて、花ではない自然の植物が植えられているような花壇とその周りを巡る遊歩道が整備されていた。
ボーイスカウトでこの地に踏み入ったのはその時からみても４５年程前、６０年近くになる。花壇になったらしい場所は広葉樹の原始林が生い茂っていて広い場所はなかったように記憶している。宿泊まではしなかったが、テントを張ってカマドを作って火を焚いて料理をした記憶はある。今では子供がそんな事をするのは消防法などで禁止されている筈だ。
更に奥はもっと切り開かれていて平らな広場の真ん中に噴水のような巨大なモニュメントが据えられていた。
