１２月になって仕事の出張で東京で講演会出席というのがあった。特に行っても行かなくても良いような仕事だったのだが、会場になっているホンダ青山ビルというのの近くに前から行ってみたいと思っていた神宮外苑聖徳記念絵画館というのがあったので、それを見学に行くのの口実に出張に出ることにする。
最寄りの駅はＪＲ中央総武線各停の信濃町だった。初めて降りる駅かと思っていたが、昔学生の頃、作新学院を卒業した江川卓が法政大学に入り神宮球場で初めて六大学のマウンドに上がるというので友人と見に行ったことがあり、その時降りていることを思い出した。当時は大のテニスブームで神宮球場の外側で壁打ちをしている人が何人も居たのを覚えている。
絵画館は国立競技場の隣ですぐに見つかった。国会議事堂をこじんまりとさせたような石造りの四角い建物で重厚な造りだった。
展示されているものは美術館という感じではなかったが、中学、高校と中途半端にしか習っていない日本史の幕末以降から明治の終わり頃の歴史をおさらい出来る作りになっていて、意外と面白かった。
