塩山に着いたのは、まだ８時過ぎ。駅で蕎麦でも食べようと言っていたのだが、駅構内には店がない。駅のすぐ傍には蕎麦屋はあったものの閉まっていて開く気配がない。モスバーバーもあったが、やはり開くのは１０時からとある。
駅の裏にもいってみるが、店一軒ない。山に行ったら、それこそ店は無いだろうから、何としても店を捜さねばならない。バスの乗り場を訊きに、駅前のタクシー案内所で訊いてみると、あまりよく知らないらしい。妻が行きたい場所を「玉造」だとしきりに言うが、「玉宮」ではないかと言われる。最初、「玉宮」往きのバスは無くなったのでタクシーでなければ行かれないなどと言われたのだが、すぐ目の前に玉宮行きのバス停がすぐに見つかった。妻が調べてきたメモの手帳を見直すと、「玉造」だと思ったのは勘違いで、しっかり手帳には「玉宮」と書いてあり、私を呆れさせる。
しかし、タクシー案内所の人は親切で、コンビニのある場所を教えてくれたので、少し遠かったが、歩いてゆき、朝用と万一の為の昼用のお握りを買っておく。
