檜舞台から京都市内の俯瞰を堪能した後、いよいよ青龍殿本体に入ってみることにする。貰ったパンフレットで知ったのだが、元々は北野天満宮前にあった警察官の為の剣道、柔道の練習をする武道場だったそうで、それを解体、移築したものだという。中に入ってみると、凛とした気分になるのはそういう由来のせいかもしれない。
北向きの一面に新しく建て増された御堂への入り口がある。ここにはお護摩を焚く囲炉裏のような部分があり、その真正面に青不動という国宝の仏画が飾られている。前年末までは修復をした現物が開帳されていたそうだが、その時は既に京博に移されてレプリカが飾られていた。ここは畏れ多いので写真は撮らず道場部分から入口が見える所だけにしておいた。