帰りの新幹線まで時間が1時間半ほどあったので、碓氷峠のほうへせめて旧道への入口の様子だけでも観てみようと思い18号を峠に向って昇ってみることにした。軽井沢の町が既に千メータほどあるので、峠までの標高差はそれほどないのかもしれない。そのせいか、坂は思ったほど急ではなかった。あっと言う間に新道と旧道の分かれ道まで来た。後で地図で調べるとそこが新道の碓氷峠だったことが判った。そこから旧道を登ってゆく。昔、よくバスが走ったなと思うほど狭い道だ。登りでバスがよくオーバーヒートになったというのは昔のエンジンはよほど非力だったのだろうとも思った。しかし自転車で昇るには勾配はそれほどきつくない。