宮津のカトリック教会を見学して、再びローカル線に乗り、一駅先の天橋立駅に着く。もう殆ど記憶にないのだが、その駅のすぐ傍に回転式の移動橋があったらしい。それを渡ってみると、ずっと天橋立の砂州の中に松並木に囲まれた遊歩道が続いていた。砂州(さす)と書いたのだが、砂嘴(さし)という言葉があった事も思い出した。砂州と砂嘴の違いについては高校の地理の授業で習った覚えが微かにあるが、どちらがどうだったかは憶えていない。天橋立がどちらに属するのかも今、ちゃんと調べてみればわかるのかもしれないが、面倒くさくて調べてはいない。
天橋立の入り口の回転式の移動橋については、私の大好きなミステリー作家、島田荘司氏の小説、吉敷竹史シリーズの中に舞台として出てくるのだが、この時にはまだその小説は読んでいなかった。