上高地の観光地巡りをした後、M氏の友人宅のある長野市へ向かっている。ただ、どこをどう通って行ったのかさっぱり記憶に残っていない。
そもそも上高地がどの辺にあるのかも頭に入っていなかった。グーグル地図を使って漸く松本の西側、もう岐阜県との県境近くにあることが判明した。しかしそこから長野へどう辿っていったのかがさっぱり分からない。
日記に残っている地名は木崎湖、青木湖、白馬、栂池、戸隠などだが、それらの位置関係はさっぱり分からない。かなりの山奥を延々走ったらしい。
最終的には長野市に着いて、善光寺を訪ねている。ところが善光寺の記憶がまったく無い。今日の画像は当時の写真でそれらしく残っている一枚だが、それが本当に善光寺で撮ったものかどうかもはっきりしない。
記憶に残っているものと言えば、善光寺からの帰り道、青い木の実が落ちているのを見つけて、それが胡桃だと知って驚いたことだ。生の胡桃を見たのは生まれて初めての事だったからだ。石を投げて実を落とそうとしたことだけは何故かはっきり憶えている。