(国鉄バス イメージでネットからの借り物)
昨日は登別を出て虎杖浜(こじょうはま)を過ぎ、竹浦というところまで来た。虎杖浜は妙な読みだが、もともとはクッタルシというアイヌ語でイタドリがいっぱい生えている場所という意味だったのが、イタドリを表す漢字、虎杖を音読みして海岸を示す浜を付けて出来た名だという。
学生時代の北海道旅行の際には国鉄を洞爺駅で降りてバスで洞爺湖を目指している。その後、支笏湖へ行って湖畔のユースで一泊している。洞爺湖と支笏湖は支笏洞爺国立公園として一纏めの観光地になっている。洞爺湖から支笏湖へバスで向かったのだろう。ふと国鉄バスという言葉を思い出した。昔は国鉄の周遊券を持っていれば、それで国鉄バスも乗れたのだ。そんな気がしていたのだが、調べてみたら確かにそうだった。
国鉄バスのマークはつばめをあしらったものだった。確か特急にもそういう名前の列車があった気がした。調べてみると、元は東海道本線の名門列車だったという。それが東海道新幹線が開通すると新幹線より西側の山陽本線の特急へと変身し、更に新幹線が山陽まで延びると今度は九州鹿児島本線の特急になり、最後は九州新幹線にその名前を引き継いだそうだ。何となく新幹線に追われるようにして西へ西へと逃げていったみたいだ。無事成仏させようと九州新幹線にその名を留めたのかもしれない。
国鉄バスのマークを眺めていて、ふと東京ヤクルトスワローズの前身が国鉄スワローズだったことを思い出した。つばめはそんな頃から国鉄のシンボルだったのだ。