昨日は東海から出発して大甕（おおみか）を過ぎた。
大甕も普通はなかなか読めない駅名だろう。そのせいか、おおみかとか大みかとか、平仮名を交えた表記が多くなったようだ。
日立大甕工場は大甕の駅から真っ直ぐに海に向かって緩やかな坂を降りていったところにある。こちらも佐和工場と同じで時代によって、様々に名前を変えているようだ。そして同じ様に土地のタクシー運転手には大甕工場と言わなければ通じない。
この工場には一度だけ訪問したことがある。その時は情報制御システム事業部という名前だった。工場内部の人や日立本社の人達は情制シ（じょうせいし）と略して呼んでいた。外部では一番通じない呼び方だ。
私がこの工場を訪ねた日は雨が降っていて風も強かった。防潮堤も碌にない海岸線に波頭が立っていたのをよく憶えている。
２０１１年３月１１日。どんな気持ちで近づいてくる大波を迎えたのだろうか・・・。
