昨日は土浦から石岡までやってきた。
一昨年になるが、石岡出身の部下が、土浦の女性を娶ることになって、私が主賓で披露宴に呼ばれることになった。昔はよく、人生で三度は仲人をする機会が巡ってくると言われていた。生涯結婚しない人も増えてきた現代では最早通用しない話だろう。
私の場合は仲人の経験は二度だけだが、本当は三度目があったと思っている。自分の部下が結婚すると言いだした際に、本来なら私に仲人役が廻ってきそうだったのだが、私の更に上司が「仲人は俺がやるから、お前は主賓をやれ。」と言いだしたのだ。私自身は仲人も主賓も出来たらどちらもやりたくなかった。なのだが、上司、部下という関係だと普通は上司が主賓でその部下が仲人をやるのではと当時思っていたので、上司が仲人をやる席で主賓をやるなど顰蹙物と思って、余計に嫌だったことをよく憶えている。私の上司がそこまで意固地になって仲人をやりたがったのは、意味が判らない。
主賓のほうは、上司を差し置いてやった時を含めて、土浦、石岡ペアの時が四度目だった。神様が用意してくれたのは三回、三回だったかもしれないのに。
主賓の挨拶では毎回、次の聖書の言葉を引用することにしている。世に黄金律と呼ばれる言葉である。
Do onto others as you would have others do onto you.
(あなたが他人にして欲しいと思うことをあなたがしなさい)
中学生になってやっと念願の英語を習うことが出来るようになった時にテレビ英語講座で聴いて覚えた言葉である。