昨日は厚狭駅(あさえき)を出て埴生駅(はぶえき)を過ぎ、小月駅(おづきえき)を越えた。この辺りの駅はいちいちふり仮名を振らないと読めない。
小月の駅から海岸線のほうへ向かったところに海上自衛隊小月航空基地がある。ここは飛行の基礎教育を行う基地として使われているそうだ。こじんまりとした滑走路に訓練用の小さなプロペラ機が並んでいるのが何とも微笑ましい感じだ。
駅のすぐ南東にはシマノの下関工場がある。シマノは日本が世界に誇る自転車用部品の専門メーカーだ。創業は戦前だが、大発展したのは80年代らしい。今では当たり前になってしまったラチェット方式の変速機(シマノ・インデックスシステム)、変速機、ブレーキ、ハブ、チェーンホイールなどをセットにしたコンポーネント、変速レバーとブレーキレバーを一体化したデュアルコントロールレバーなどを次々と発表して世界標準にしていった時代だ。
シマノとの付き合いは何時からかははっきりしない。初代の自転車は10数年使ったところで盗難にあってしまって返らなかったので、何を搭載していたのか確かめようもない。二代目の自転車は1986年に購入し、今も使っているので28年目に入ったことになる。こちらは調べてみるとシマノのALTUSと名付けられたグレードのようで、最早現存しないみたいだ。
2006年から使っているロードバイクはTIAGRAというグレードのものだが、28年間使い続けてきたほうが勿論愛着が強い。