norimakihayateの日記

バーチャル旅日記からスタート。現在は私の国内旅行史に特化しています。

妄想CM

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 このところすっかり秋めいてきて、歩数が進むようになってきた。昨日も1万歩を達成出来た。荒島から出発し、揖屋(いや)を過ぎ東松江まで到達した。

 

 私がミストラルを乗り回していた頃、日本でミストラルのCMというのを観た記憶がない。印象が無かっただけかもしれないのだが。後期のほうで、ショートボディが発売された頃のCMは何となく観た気がするが、はっきり憶えていない。やはり印象が薄かったのだろう。

 

 実は、自分自信でプロデュースするミストラルのCMを考えたことがある。勿論、自分だけの妄想であるのだが。

 

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 台風の夜。室内にも風のバタバタする音が聞こえてくる。窓を見ると横殴りの雨粒が吹き付けている。

 ウッディな壁に打たれた釘に雑に掛かっているキーホルダーと鍵。ミストラルの文字が微かに見える。それに伸ばされている手。

 

 背後で妻らしき女の人の声がする。

「こんな夜に行かなくちゃならないの?」

「誰かが行かなくちゃ・・・。大丈夫だよ。ミストラルがあるから。」

 

 暗闇の中にライトが点き、光る雨粒が風の強さを伝える。更に黄色いフォグランプが点けられると全面の雨の凄さがはっきりと見て取れる。

 

 変速レバーの隣のトランスアクスルのレバーを男の手が四駆モードに入れる。タイヤが軋んでグリップを掛け車が走り出す。

 

 夜の闇の中をヘッドライトと2灯のフォグランプを灯したミストラルが駆け抜ける。後姿で赤い尾灯とブレーキランプ、そしてオーバーヘッドストップランプが五角形に光る。

 

 

 翌朝の鳥の囀りの中で、台風一過の青空がブルーのミストラルフェンダーに映っている。泥にまみれたタイヤにバケツの水がバシャッと掛けられると泥が流れて漆黒のラバー部分が見えてくる。

 

 男の手がミストラルフェンダーを撫でる。

「ありがとう。助かったよ、俺のミストラル・・・。」

 

(ナレーション)ヘビーデューティー・カー、ミストラル・・・。

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 こんな感じだ。