十国峠から熱海への下りでは、手が痛くなるぐらいずっとブレーキレバーを握りしめて降りていったと当時の日記にあった。熱海市街に入って喫茶店ユーバンという所でコーヒーを飲んで小休止した後、夕食としてラーメン屋に入る。
その後、適当な店で夜用のビールを4本とチーズ、パンなどを買い込んでから国道135号線に戻る。予定では5時には自転車を降りる予定だったのだが、既に6時を過ぎて暗くなりかけていた。稲村という場所で海のほうへ降りれそうなところを見つけて、135号線から崖下を降りて行く。海が見えるようになったところで少し平らな場所を見つけたので、そこにテントを張ることにする。そこからすぐ下に有料道路の熱海ビーチラインが走っていた。