柘植で草津線に乗り換え、油日、甲賀、寺庄、甲南、貴生川と一気に進んだ。ローカル線なので、一駅、一駅の間隔が関西本線に比べ圧倒的に短くなったようだ。
関西本線では、亀山を過ぎてからずっと連なる山々を見上げるようにして進んできた。この辺りを何と言うんだっけとずっと考えていた。
先日、偶々出掛けた東向島にある東武博物館というところで、地方民鉄旅ガイドという小冊子を貰った。パラパラめくって見ていたら、桑名付近からこの山々へ向かってゆくローカル線、三岐(さんぎ)鉄道というのが見つかって、鈴鹿山脈の山々をバックに走ると書いてあった。そうだ、鈴鹿山脈だった。
日本全国の山脈の名前を暗記していたのは何時頃のことだったろうか。確か白地図があって、それに書き込んだり色をつけたりしていた微かな記憶がある。小学生の高学年位だろうか。今でも小学校ではそんな事を教えているのだろうか。