「野草摘み・うどん作り」の回から二箇月後、今度は「竹ご飯炊き」というのの体験宿泊教室が公募になり、早速応募して家族四人で参加してくる。この頃は大体二箇月置きに何等かのイベントが催されており、この年はその殆どに参加していたようだ。
施設はかなり広くて、二階建ての宿泊棟５棟の他、３階建ての鉄筋造り管理棟が一棟、体育館を内蔵した大きめのホールが２棟、他に野外炊事場、工作棟などがあった。入所してオリエンテーションの際に藁半紙に刷られたパンフレットが配られ、日程、参加メンバー、体験要領、施設案内図などが載っていた。
竹ご飯炊きは野外炊事場のかまどを使って行われたのだが、大人が火起しをしたかまどに子供等が一人一本ずつ、一節の竹に窓を開けたものを渡され、お米と水を入れてから竹の蓋をしてかまどの火にかけるというもの。ふっくらした美味しいご飯が炊けることに子供等も感心していた。
