norimakihayateの日記

バーチャル旅日記からスタート。現在は私の国内旅行史に特化しています。

ちょっと怖い漢字の食べ物

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 士林夜市などもそうなのだが、台湾のレストラン街や屋台村の様なところをあるくと、なんとも奇妙な、ある意味気持ち悪い漢字をよく目にするような気がする。その典型は排骨(パイコー)だ。普通に日本語的に読むと捨てる骨というように読める。実際には豚バラ肉のことで、確かに排の字はあばら骨に似ている。

 台湾の名物品に玉子を八角の味付けで似た茹で玉子がある。茶葉蛋と書くのだが、最後の文字がどうしても蚕(かいこ)のように見える。実際には別の字で玉子という意味の漢字らしいのだが、これも見るとぎょっとする。しかし味はなかなか病み付きになる茹で玉子だ。

 蚵仔というのがあって、これは牡蠣のことらしい。牡蠣を使った美味しいオムレツ料理があるのだが、この牡蠣を表す蚵仔という字がどうしても蝸牛(かたつむり)に見えてしまう。何となく音読みするとかたつむりと同じ「かぎゅう」と読めてしまうからだろう。

 こうしてみると台湾の料理や材料名には虫篇がつくものがとても多い。ところが虫篇が付く漢字の言葉というのは日本では、蚕(かいこ)、蝸牛(かたつむり)、蛞蝓(なめくじ)、蟋蟀(こおろぎ)、蜥蜴(とかげ)などで、食べ物としてはちょっとどうかという物が多い。それで何となく不気味なものが並んでいると感じてしまうのだろう。

 

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