駐在員のS氏の社宅で手料理の夕食を御馳走になった晩は、S氏の社宅に関係会社のT氏と共に泊めて貰ったらしい。はっきりした記憶がないのは、寝る前に暖炉の前で相当呑んだせいだろう。
朝、社宅前で撮った写真が残っている。相当広い邸宅で、代々の駐在員が交替する度に受け継がれてきたものだという。ワシントンDC内にはなくて、ポトマック川を挟んで対岸のバージニア州にあって、車で1時間弱の通勤なのだという。バーベキューなどが出来る広い庭もあって、夏の芝刈りと秋の落ち葉掃きが週末の大仕事なのだとS氏は苦労話を半分自慢そうに話していた。