昨日は一万2千歩を超えた。梅ケ峠(うめがとう)から吉見、福江と過ぎ、安岡という所まで到達した。
オコゼという魚を知ったのは、中学生ぐらいの頃の現代国語の教科書でだったと思う。憶えているのは短編小説だったということと、モノクロの小さな挿絵が付いていたという事ぐらいで、題名も著者も判らない。ただ、初めて世の中にオコゼという名の魚が居ることを知ったのだ。井伏鱒二の山椒魚かなとも思ったが、山椒魚にはエビや蛙しか出て来ないみたいだ。
化け物のような面構えなのだが、頗る美味い。最初の出遭いは、スーパーで一匹だけ売っていて、千円は超えていなかったので、試しに買ってみたのだ。料理の前にいろいろ下調べをして、背びれの部分に毒があって危険だというのを知った。包丁を背びれの両側に入れて切り込みをつけ、後は調理ばさみで切り取るというのが最も安全に処置出来るようだ。後は腸を取ってそのまま油で揚げる。ホクホクの白身が何とも言えない味わいがある。
カサゴも似た様な魚で、同じように毒があり、味も似ているが、オコゼのほうが若干勝っている気がする。