昨日は深谷を出て岡部を過ぎ、本庄までやってきた。
以前にプログラムの開発装置とPROMライター間のデータのやり取りを何でやったのか思い出せないと書いたのだが、カセットテープレコーダーだったかもしれないという気がしてきた。
会社に入ってすぐにマイコンに習熟する為に遊んでいてマイコンキットでは間違いなくカセットテープレコーダーをデータの格納に使っていた。しかし、その後もかなり長い間カセットによるデータ授受はやっていたように思う。考えてみると、その時代に個人のレベルで大量のデータを書き込んだり消したり出来る物と言えば、カセットテープぐらいしかなかったのだ。
RS232Cという規格があって、これに従った通信用ボードというものがあって、これを使ってデジタルデータを順にシリアル通信にしてカセットテープに音で送り録音する。逆にカセットテープでこの音をマイコンを搭載した電子基板へ戻すという作業をしていた。フロッピィディスクも既にあったのだが、これを搭載した機器というのはかなり大掛かりなもので、PROMライタレベルの機器にデータを送るには適さなかった。紙テープも同時期に使ってはいたが、テープパンチャーとテープリーダーが必要で、かなり面倒な作業だった。そういう意味ではカセットテープへの録音、再生、消去というのはとても簡便だったし、持ち運びにも便利だったのだ。