昨日は野田生の先から山越、八雲と過ぎ、鷲ノ巣というところまで到達した。
この辺りも話題に事欠くので、再び日展から。今年の日展から改組 新となって第一回日展となっていた。昨年、書の部門の選定審査で問題があったとかで、立て直しの第一回ということなのだろう。美術の道の師弟関係というのは昔から色々あるようだ。殊に男女関係ともなると難しいようだ。
ここ数年、何度か紹介した樋口洋氏の雪の冬景色に似た感じの作品が幾つか目立つようになった気がしていた。冒頭の画も最初観た時、樋口氏の今年の作品かと思った。が、作者は違っていた。しかもよく見ると、北海道の洋館ではなく、外国のようだ。もう何十年も前になるが、最初にパリを訪れた新婚旅行の時に、ロワール河古城めぐりというオプショナルツアーに参加した。その際に幾つかみた古城の中で、シュヴェルニー城というのが似ているような気がしたのだが、昔の写真と比べてみると雰囲気は似ているものの、造りが若干違っていた。このシュベルニー城というのも中に昔の騎士の甲冑などがいろいろ展示されていて、日展の画の題名、「騎士たちの朝」に似つかわしいと思ったのだ。