昨日は四ツ倉から出発して久ノ浜、末続と過ぎ、広野の一歩手前まできた。本バーチャルの旅はJRの路線営業キロ数を元にして到達地点を求めているのだが、この辺りのJR時刻表を観ていて唖然としてしまった。
広野から先は常磐線は繋がっていないのだ。時刻表の各列車の到達時刻を観ても、どの時間帯にしろ広野から先に到達時刻は掛かれていない。東北のことを忘れてはいけないとよく言うが、私自身、そんな事も知らないでいたのだ。それだけではなく、常磐自動車道もまだ全線開通復帰はしておらず、来年のGWでの復帰予定だという。更には一般国道である国道6号線はつい先週ぐらいにやっと一般車両の通行が全線で認められたという状況だった。
常磐線を巡っていると、この辺りでどうしても東日本大震災と福島第一原発事故について思い出さざるを得ない。
大震災発生から3年間もの間、地震が発生する度ごとに浜通り、中通りという言葉を何度も聴かされて覚えてしまった。当初は駅前通りぐらいにしか思っていなかった。何故、そんなに特定の通りばかり着目するのかぐらいに思っていたのだが、浜通り、中通りというのが通りの名前ではなく、特定地域全体を示す地名なのだと知ったのは割と最近の事だった。福島は南北に走る奥羽山脈と阿武隈高地によって縦に三つの地域に分けられて、西側から順に会津、中通り、浜通りとその三つの地域を呼ぶのだそうだ。
知らなかったのは私だけ・・・?