昨日紹介した舞妓さんが見学出来るみやこめっせだが、地下には京都の名産品売り場もある。おみやげを買ってゆこうということになり、妻は柘植の櫛を選ぶことにした。
櫛屋でくしは、苦と死に繋がるからと、9と4を足して十三やと名付けた京都のつげ櫛の老舗がはいっていた。娘に誕生プレゼントに買うからと、良いかどうか見極める為にまず自分にひとつ買ってみるとのことだった。
その間、私は日本酒のコーナーを覗いていた。そして見つけたのが冒頭の一本。月桂冠は全国的に有名だが、京都伏見の酒蔵だ。勿論、飲んだこともあるが、みやこめっせで見つけたそれは、壜のデザインが一目で気に入ってしまった。コップにも、栓にもなるガラス製の蓋がついている。ほんのり透き通った水色がさわやかだった。考案は明治43年とのことで、実用新案登録もしているという。勿論、もうとっくに切れている筈だが。
ちなみに一緒に置いてある江戸切子は娘が誕生祝に贈ってくれたものだ。