norimakihayateの日記

バーチャル旅日記からスタート。現在は私の国内旅行史に特化しています。

木曽駒

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 塩尻からいよいよ木曽路に入る。同じ中央本線ではあるが、東京から塩尻までは中央東線と呼ばれ、塩尻から名古屋までは中央西線である。今では中央東線から中央西線まで直通で走る電車は臨時貸切車両などを除いて無いという。東京から来ても、名古屋から来ても、塩尻を越えて長野の方へ向かうのだという。確かに東京から名古屋に向かうのに、塩尻経由で行く人は最早居ないだろう。

 塩尻を出て、洗馬を越えて日出塩まで辿り着いた。洗馬とかいて、せばと読む。日出塩はひでしおだ。何とも時代めいた駅名である。江戸時代、馬の背に跨り、ゆっくりと昇ってゆく旅人や商人の姿が目に浮かぶ。馬の背に乗せられている荷は塩なのだろう。ここいらあたりで馬の蹄を洗ったのかもしれない。

 木曽駒という言葉がある。勿論駒ヶ岳という山のことを言っているのだが、駒は馬という意味だ。馬でしか越えられない山だったのだろう。木曽路には馬が何故か似合うような気がする。画像は日出塩ではないが、この近くで撮影した夏の祭りの画像だ。