norimakihayateの日記

バーチャル旅日記からスタート。現在は私の国内旅行史に特化しています。

被災地の記憶

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 駒ヶ嶺を出て、新地を過ぎ、坂元を越えた。相馬から新吉田までの不通区間のちょうど真ん中辺りだ。どんなところなのかと思ってネット上で画像を捜してみたところ、出てきたのが冒頭のものだ。新地駅の震災直後の2011年4月のものだ。

 

 幾ら何でも3年半ほど経った今はもう少し復興しているだろうと思ってグーグルストリートビューを捜したら今年の8月という画像が出てきた。

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 新地駅のあった辺りを東向きに海のほうを見た眺めだ。大津波の直後には取り残されていた跨線橋跡は撤去されている。画面左右方向に線路が嘗て走っていた。地平線の辺りは海岸になっている筈だ。おそらく海抜数メートルもないのだろう。

 

 常磐線が復旧しないから、こうなのか、こういう状況だから常磐線を復活させても仕方ないということなのだろうか。

 

 そして今、木曽の御嶽山がとんでもない事になっている。ほんの少し前には広島県の安芸地方でとんでもない土砂災害があったばかりだというのに。確か更に1月ほど前には南木曽のほうで、蛇抜け(じゃぬけ)とか昔から言い伝えられていた土石流被害があった筈だ。

 

 記憶はどんどん新しい災害に上書きされていってしまうのだろうか。