norimakihayateの日記

バーチャル旅日記からスタート。現在は私の国内旅行史に特化しています。

2020年秋 京都旅行 30

 鳳凰堂の中の見学は予約制で時間が掛かりそうだったので止めて、鳳凰堂の裏側にある鳳翔館という博物館だけ見ていくことにする。

 鳳凰堂の天井にある鳳凰のレプリカなのか、こちらが本物なのかよく判らないが同じものが展示してある。

 興味を惹いたのは雲に乗った菩薩像だ。それぞれに楽器を手にしていて演奏している姿なのだが、全部で26体あるらしかった。

 

2020年秋 京都旅行 29

 源氏物語ミュージアムを出ると宇治川の橋を戻っていよいよ平等院の参道に入っていく。ここも閑散としているのだが、考えてみればコロナ禍で観光を控えている人が多いのだとやっと気づく。

 初めて観る平等院の実物は想像していたのよりは一回りほど小さい気がした。何度も塗り替えられているのだろうが、朱塗りの柱などは古さを感じられない。

 団体客が一組居てガイドが説明しているので、さりげなく近づいていって説明を聴く。正面の上のほうに窓があって、そこを開くと中に安置されている釈迦如来の顔が見えるようになっていると聞いた様な気がするが、もしかしたら他の寺院でのこととごっちゃになっているのかもしれない。

 平等院の前の池は蓮池らしいのだが、丁度季節が悪く花はほんの数輪が開いているにすぎなかった。代わりに池の周りに何本か植えられている百日紅さるすべり)が見事なピンク色で咲き誇っていた。

 

2020年秋 京都旅行 28

 昨日まで宇治の平等院を訪ねる前に行ったのは源氏館だと思い込んでいたのだが、資料をみたら源氏物語ミュージアムだった。

 展示もそこそこ面白いのだが、ちょっとしたミニ映画みたいのもある。我々が行った時は浮舟の回で、源氏物語はちゃんと読んだことがなかったので、そういう話だったのかと今更ながらに驚いた。

 途中に架け橋という名前の不思議な廊下のような空間がある。時空を超えてタイムスリップするようなイメージを体感させる空間なのだが、なかなかいい演出だと思った。

 最後に香聞きという何種類かのお香を嗅いで当てるというクイズのようなものも試してみてからミュージアムを出ることにする。

 

2020年秋 京都旅行 27

 宇治駅に着いたのは12時ちょっと前だった。源氏館や平等院を観に行く前に食事を採っておこうと思ったが、適当な店がない。妻と義父で前回来た時に昼食を採ったレストランは印象があまり良くなかったというので、止める事にしたが他に店がない。結局食事は見送って源氏館に行ってしまおうということになった。宇治川を越える橋では折からの雨で泥水のような流れが早かった。橋の途中で宇治のマークの入ったマンホールを見つけたので思わず写真を撮る。

 

2020年秋 京都旅行 26

 最終日になっていよいよ今回の一番の目的地、宇治へ向かうことにする。8番線の奈良線で快速に乗って宇治を目指す。宇治は妻のほうは義父と訪ねた事があるのと事だったが、私は初めてだった。天気は今一つで降ったり止んだりを繰り返している。初めて降り立った宇治の駅は有名な観光地とは思えないような閑散とした雰囲気だった。

 

2020年秋 京都旅行 25

 翌日はもう京都最終日。朝から強い雨が降っていた。ホテルすぐ傍のパン屋田原という店にパンを買いに出るが、甘い系のパンしかない。それでアーケードの下をずっと雨を避けながら三条大橋手前の進々堂まで行って5種類のパンを買ってくる。

 チェックアウト時間ぎりぎりまでホテルの部屋でねばって、11時前に荷物を持って地下鉄で京都駅へ向かう。

 

2020年秋 京都旅行 24

 顔の調子はよくなかったのだが、それでも日本酒は次から次に呑んでいた。すると店の人がこの客は日本酒が好きらしいと判ったようで、超亀というブランドの珍しい大吟醸が入ったので試してみますかと訊かれる。勿論という感じで二合ほどを頼む。旅行から帰って調べてみると「超亀 尾蔵舞(おくらぶ)」という結構有名な純米吟醸酒らしかった。