norimakihayateの日記

バーチャル旅日記からスタート。現在は私の国内旅行史に特化しています。

2020年秋 京都旅行 23

 かつぎという店は創作和食割烹という感じの店だった。高瀬川を見下ろす窓際の半個室といった感じの席に案内される。

 出てくる料理はそれなりに凝ったものだったが、一つひとつが凝り過ぎていて全体的には印象が薄い。

 食事は美味しかったのだが、この頃にははっきり顔面麻痺が起こっているのが隣で食べている妻の目にもはっきり判ったらしい。自分でも左右均等に顔の筋肉を使って食べるのが難しくは感じられるようになっていた。

 

2020年秋 京都旅行 22

 一旦ホテルに戻って少し休んでから再び息子と夕食を採る為ホテルを出て、木屋町通りで合流する。店は高瀬川沿いのビルの二階だった。擔と書いてカツギと読むらしい。開店時間の少し前に着いてしまったので、高瀬川で写真などを取りながら店が開くのを待つことにした。

 

2020年秋 京都旅行 21

 建仁寺を一通り巡った後、徒歩でホテルまで帰ることにする。花見小路を歩いてゆくと石畳の中に道路標が埋め込まれていて、銅版葺きらしく赤銅色に輝いていて美しいので写真に撮る。

 祇園から四条大橋に出る手前でふとみると石造りのビルの中に実にエレガントな感じの窓飾りがついた店がある。出来た当初は何か違う用途に使われていたような由緒あるビルのようだが、現在はブティックになっているらしかった。いかにも祇園の古い老舗らしい雰囲気を醸し出していた。

 

2020年秋 京都旅行 20

 昨日は建仁寺の雲竜図という襖絵を紹介しているが、建仁寺で撮った写真を見ていたら天井画として描かれた龍の画が出て来た。双龍図というらしいのだが、これも建仁寺のものだったかという感じで、あまりにみどころが多過ぎて今思い返してみると、相当大きな寺院でこれぞ建仁寺という記憶がはっきりしていないのに気づかされる。京都に来る前に観て来た国宝探訪という番組とは別の番組で、現代作家が描いた襖絵もあるというのを後で知って、もう一度訪れ直さなければならないなと思い返している。

 

2020年秋 京都旅行 19

 バスを祇園で降りて、建仁寺までの道をとぼとぼ歩いていく。ここは以前にも寺のすぐ前までは来ているが入るのは私は初めてだった。妻は既に義父と来ているらしい。

 京都に来る前に録画してあった国宝探訪という番組で特集されていた建仁寺の回を予習していた。その中にも出て来た有名な俵谷宗達の風神・雷神図をまずは見る。しかしこれは確かレプリカだった筈だ。

 もうひとつ有名な龍の屏風絵がある。雲竜図というものだが、描いた画家の名前がどうしても出て来ない。調べてみると海北友松という人だそうで、画は有名だが、名前はあまり有名ではないのかもしれない。

 

2020年秋 京都旅行 18

 京セラ美術館を一通り観た後は再びバスに乗って祇園に戻り、建仁寺へ行ってみようということになる。岡崎の京セラ美術館前のバス停で待っていると100号系統というバスが来る。中央部の入り口が開くのを待っていたら、何とそのままバスは発車してしまったのだ。どうもバスの形によっては乗り口が運転手横の前側というのがあるらしい。どうやって区別するのか判らないまま、次に来た同じ系統のバスに今度は前側の入り口から乗り込む。

 

2020年秋 京都旅行 17

 京セラ美術館は建物の壮大さばかりに圧倒されて、その印象が強くふと展示はあったのかと疑問になった。当時の旅行パンフレットを捜すと出てきて、中に見覚えのある写真があった。中村大三郎という人の描いた「ピアノ」という着物を着た婦人が演奏している画で、「京都の美術250年の夢」と題された展示があったことを思い出した。

 一階の外回廊を巡ると別の展示場があってそこでは歌舞伎に関する展示もあったことを思い出した。しかし有料だったので入場しなかったように思う。その後、建物外部の庭園を歩いて池の中にガラス張りの茶室があるのを見つける。それを眺めながら暫く藤棚下の日陰のベンチで休憩を取ることにした。