昨日も一万歩は達成し、大津から膳所（ぜぜ）、石山を過ぎ、瀬田までやってきた。今更だが、京都から山陽本線から東海道本線へ移行したと思っていたのだが、よくよく調べると兵庫の神戸駅からが東海道本線だった。山陰本線の始まりが京都駅なのと、昔の東海道５３次の終着が京都三条大橋だからてっきり京都からが東海道本線なのだと思い込んでいたようだ。
今年の京都旅行では何故か、左京区の白川通り近辺を何度も徘徊している。そのうちのひとつが京都造形美術大学だ。ここを訪れたのは二度目だ。前回は正面玄関の前までだったが、今回はもう少し踏み込んで建物の中まで入ってみた。美大だけあって、ひとつひとつのモニュメントがとてもお洒落にデザインされている。急坂の上に建てられたキャンパスのエレベータの前にミロのビーナスのレプリカが置かれていて、はっと気づいた。玄関ロビーにあった艶めかしい女性の彫刻像に何となく見覚えがあった気がしたのだが、まさしくあれはイタリア、フィレンツェのメディチ家の霊廟でみたミケランジェロ作の彫像のレプリカなのだった。ロビー正面には岡倉天心の上半身の像もあるのだが、これがレプリカなのか本物なのかは確かめられなかった。
