採石場下を通り抜けて山道を登ってゆくと、やがてススキが群生する広い斜面地に出る・・・筈だった。私のお気に入りの場所であった。しかしその時見つけたのは一面の太陽光パネル群だった。
太陽光パネルは景観として何故か美しくない。この醜いパネル群は延々と牧馬峠の最高地点まで続いていた。
最高地点で車を降りてパネルの近くに行ってみると、言い訳のような意味不明の看板が掲げられていた。例によって二酸化炭素排出を抑えていいことづくめのようなことが書いてある。しかし何とも胡散臭い。元あった自然で光合成による二酸化炭素を酸素に換える分は何処へ行ってしまったのだろうと思う。